小林寛道先生が作った認知動作型トレーニングマシンを使う上でとても大事な基本中の基本のこと。それは、
『無駄な力を入れないこと』
動きの中で無駄な力が入ってるかどうか、自分1人ではなかなか気づきにくいものです。
しかし全体的にギューッと力が入っていたり、例えば足を上げるだけなのに背中や肩、首まで力が入ってしまう人はたくさんいます。
毎週1回のペースで通って下さる70代の男性会員さん。入会して半年になりますが、すり足動作型マシンという歩行能力や身体の左右バランスを向上させるなどの基本的な動きの練習ができる人気のマシンがあるのですが、それに乗る時にどうしても両方の手すりをギュッと力強く握ってしまう傾向がありました。
そんなある日、このすり足動作型マシンにあるものをプラスしていつもとちょっと違う雰囲気で乗ってもらったんです。
不安なくリラックスしながら楽しい気持ちで乗れるようなひと工夫(^^)すると会員さんから楽しそうな笑顔が出てきました。
しばらくしていつもの乗り方に変えてもらった瞬間、
「手がーーー!!ぜんぜん違います!」
と驚かれ、その反応に私もビックリ。
前は確かにギューッと掴んでいました!あれは何だったんだろう?今は手すりにそっと触れてるだけでしっかり乗れています!と手にかかっていた無駄な力が抜けた状態に感激されていました。
疲れやすかったのはこんなに力が入っていたからだとわかったそうです。
そのうち手すりに頼らなくても乗れるようになっていきそうです。
その違いがわかったら日常生活の動きの質がどんどん上がっていきますよ。
マシーンにちょこっとプラス。
なになにー?ってみんなでワクワクしちゃいます。
ご自分の変化を感じて、これからトレーニングがもっと楽しくなりそうだなと思っていただけたら嬉しいです(*^^*)