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青山優子の健身体操その2 骨盤・体幹回し

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あおやまゆうこです。
骨盤と背骨・体幹の動きを柔らかく滑らかにしましょう。
日常生活での動きがとても楽になります。
歩行姿勢が良くなり、つまずきなど、咄嗟の時にも、身の安全を守ります。

体操の要点は、骨盤を「左右」、「前後」、「斜め前後」に押し出して、
骨盤の運動範囲を広げておくことです。そのあとで、右足を軸とした骨盤回し「右体軸バランス」姿勢での骨盤・体幹回し、左足を軸とした「左体軸バランス」姿勢での骨盤・体幹回しをしてみましょう。
少し動きが複雑ですが、準備の体操から、少しづつレベルを高めていきましょう。

Ⅰ.準備の体操

 1)まず、両足を軽く広げた姿勢で、骨盤を前、横、後ろ、に押し出します。
AOoshidashi15 骨盤の前、横、後ろへの押し出し
AOoshidashi14AOoshidashi12AOoshidashi13

 2)腰を軽くひねった形で、骨盤を斜め前、斜め後ろに押し出します。
画像 骨盤の斜め前、斜め後ろへの押しだし
AOoshidashi8AOoshidashi6AO右体軸腰後ろ12AO右腰横後ろ

 3)両足での腰回し
AOoshidashi6 AOoshidashi8 AOoshidashi9 画像 AOoshidashi12 AOoshidashi13 

ここまでは、普通の腰回し運動と考えて結構です。
次の段階では、右足を軸とした「右体軸バランス」姿勢と、左足を軸とした「左体軸バランス」姿勢で骨盤回しを行います。
「右体軸バランス」とは、右足に体重を乗せて姿勢バランスをとる場合で、「左体軸バランス」とは、左足に体重を乗せてバランスをとることを指します。体重のバランスが両足に均等ではなく、どちらかの足に8割以上乗っていれば、そちらの足で体軸バランスをとっていることになります。

Ⅱ.片足軸バランス姿勢での骨盤押し出し

1.「右体軸バランス」姿勢での骨盤押し出し

① 股関節を横外へ:「右体軸バランス」姿勢から、左右の肩はできるだけ傾かないようにして、右の股関節ができるだけ右横外に出るように、骨盤をゆっくり押し出す。5秒間ほど押し続けた後、骨盤を元のまっすぐな位置に戻す。
 AOkataashi1

② 股関節を横内側へ:右足に体重を乗せたまま、右股関節の大腿骨が横内側に入り込むように骨盤を傾けて、股関節を横内方向に押す。5秒間ほど押した後、元に戻す。
AO右軸腰内に入れる

③ 股関節を前へ:右足に体重を乗せたまま、骨盤をややひねる形で、右の股関節を前方へ押し出す。5秒間ほど押した後、骨盤を元に戻す。
AO右体軸腰前10

④ 股関節を後ろへ:右足に体重を乗せたまま、骨盤を後ろにひねる形で、右側の股関節を後方に押し出す。5秒間ほど押した後、骨盤を元に戻す。
AO右腰後ろ2

2.「左体軸バランス」姿勢での骨盤押し出し

 体重をのせる体軸足を変え、「左体軸バランス」姿勢から、同様に行う。
  (骨盤を「左横外」に押し出す。次に「横内」に押し入れる。次に「前」に押し出す。「後ろ」に押し出す。)
AO左体軸立位7 AO左体軸腰横14 AO左体軸1 AO左体軸腰前15 AO左体軸後ろ13 

3.「右体軸バランス」姿勢で斜め前後方向への骨盤押し出し

股関節を斜め方向に押し出す:「右体軸バランス」姿勢で、右腰をひねりながら、①斜め内前に押し出す。②斜め外前に押し出す。③斜め外後ろに押し出す。④斜め内後ろに押し出す。
AO右体軸腰前i11 AO右腰斜め前 AO右腰横後ろ AO右体軸腰後ろ12 

4.「左体軸バランス」姿勢での斜め前後方向への骨盤押し出し
体軸足を左側に変え、「左体軸」姿勢から、同様に行う。
(左腰を斜め内前、斜め外前、斜め外後ろ、斜め内後ろ、の順に押し出す。)

Ⅲ 骨盤・体幹回し 

 「右体軸バランス」姿勢と、「左体軸バランス」姿勢で、いろいろな方向に押し出すことができましたので、これを連続した形で行うと、骨盤回しの運動になります。
しかし、骨盤をスムーズの回すためには、背骨や体幹全体の協調的な動きが必要になります。
そこで、骨盤回しの運動は、実は、骨盤と体幹回しの総合的な運動であることがわかります。
体幹を柔らかく動かすことと滑らかな骨盤・体幹回しができます。
骨盤・体幹回し運動は、基本的には、腰(ウエスト)の高さのレベルで行いますが、わき腹(みぞおち)の高さのレベル、脇の下(腕の付け根)の高さのレベルでも行うことができます。

1.腰(ウエスト)の高さのレベルでの骨盤・体幹回し

1)時計回り方向の骨盤・体幹回し運動 「右体軸バランス」姿勢
 「右体軸バランス」姿勢で、骨盤を斜め内前に押し出した姿勢から、右腰で大きな円を描くように、前(正面)、斜め外前、横外、斜め外後ろ、後ろ、斜め内後ろ、横内、斜め内前、前(正面)と順番に「時計回り」に骨盤(腰)を回す。

右体軸での骨盤移動姿勢
右骨盤外横 右骨盤内横  右骨盤前  右骨盤後ろ 右骨盤斜め前 右骨盤斜め外前
右骨盤斜め後ろ外 右骨盤斜め後ろ外
Aomawashi4 AOmawashi5 AOmawashi6 AOmawashi7 AOmawashi8 AOmawashi9

AOmawashi10 AOmawashi11 AOmawashi12 AOmawashi13


2)反時計回り方向の骨盤・体幹回し運動 {左体軸バランス」姿勢
「左体軸バランス」姿勢で、左の骨盤を、斜め内前から、前(正面)、斜め外前、横外、斜め外後ろ、後ろ、斜め内後ろ、横内、斜め内前、と「反時計回り」に骨盤を回す。
AOmawashi3 Aomawashi4 AOmawashi5 AOmawashi6 AOmawashi7 AOmawashi8

 
3)もう一度、時計回りの運動を「右体軸バランス」姿勢で行い、反時計回りの運動を「左体軸バランス」姿勢で行う

2.わき腹の高さのレベルでの骨盤・体幹回し

1)「右体軸バランス」姿勢から、脇腹(みぞおち)の高さレベルで、脇腹が横に張り出すような形を作りながら、体幹を時計回りに回す。
2)「左体軸バランス」姿勢を取り、左の脇腹が横に張り出すような形を作りながら、体幹を「反時計回り」に回す。
 AOmawashi14 AOmawashi15 AOmawashi16 AOmawashi17 AOmawashi18 AOmawashi20 AOmawashi21 AOmawashi22 AOmawashi23

3.脇下(腕の付け根)の高さレベルでの骨盤・体幹回し
 AOmawashi24 AOmawashi26 AOmawashi27 AOmawashi28 AOmawashi29 AOmawashi30 

1)「右体軸バランス」姿勢で、両脇が開くように肘を上げて腕を真横に開き、脇下のレベルで、肩甲骨を浮かし、脇の下の肋骨が、自由に動く状態をつくり、肋骨全体を、斜め内前、前、斜め外前、横外、斜め外後ろ、後ろ、斜め内後ろ、横内、斜め内前、の順番で、時計回りに回す。
2)「左体軸バランス」姿勢を取り、左足に体重を乗せて、体幹を反時計回りに回す。
3)「右体軸バランス」姿勢の時計回りと、「左体軸バランス」姿勢の反時計回りの運動を交互に行う。

4.「総合的な高さレベルの移動での骨盤・体幹回し

①「右体軸バランス」姿勢での「骨盤・体幹回し」を腰(ウェスト)レベル、わき腹(みぞおち)レベル、脇下(腕の付け根)レベル、と順番に、高さのレベルを変えて連続的に行う。
 AOmawashi30 AOmawashi29 AOmawashi28 AOmawashi27 AOmawashi26 AOmawashi25 AOmawashi24 AOmawashi23 AOmawashi22 AOmawashi21 AOmawashi20